AIって本当に役に立つの?|シリーズ「AIとの相性を考える」第1回

AIって本当に役に立つの?|シリーズ「AIとの相性を考える」第1回

「AIを使ってみたけど微妙だった」「全然時短にならない」
そんなふうに感じたこと、あるかもしれません。もしくは、そんな意見を見かけたことはないでしょうか?
まだ使ったことがなくて「AIって本当に役に立つの?」と半信半疑の人も多いと思います。

でも、「微妙だった」「時短にならない」それって、AIが悪いとか使い方が間違ってるって話じゃなくて、ただ単に相性の問題かもしれません。

このシリーズでは、3回に渡って「AIとの相性を考える」というテーマで、「あなたにとって」どこが使いどころになるか? を整理していきます。

AIで得られるメリットは大きく2つ

AIが創作において役に立つポイントは、大きく分けると「効率化」「クオリティアップ」の2つです。

内容効果
効率化作業が速くなる・楽になる時短・リソース節約
クオリティアップできること・表現の幅が増える完成度・表現力の向上

これまでAIを使ってきた人の感想を聞くと、「作業が楽になった」「描けなかったものが描けるようになった」という声が多いです。

でも中には、
「使ってみたけど、かえって時間かかった」とか
「思ったより上手く使えなくて微妙だった」って人も。

それはもしかしたら、その人が「AIより速くて上手い」タイプだったからかもしれません。

「人によって使いどころが違う」という話

AIが役に立つかどうかは、

  • 得意・不得意
  • 手の速さ
  • 絵柄・作風
  • 制作目的(練習/商業/趣味)
    …などによって全く違います。

だから、「AIなんか意味ない」って感じた人の言葉が、全員に当てはまるわけではないんです。

逆に、「これめっちゃ便利!」と思った人も、その理由は自分の制作スタイルと相性が良かっただけかもしれません。

自分の位置を見てみよう!AIとの相性マトリックス

そこで、こんなふうに整理してみました👇

  • 縦軸:AIより絵が上手い or 下手
  • 横軸:AIより描くのが速い or 遅い

あなたがAIより上手いのか速いのかを軸に、4つのタイプに分かれます。

このマトリックスを見て、「自分はどこかな?」と考えてみてください。

そして、それぞれのタイプによって──

  • 効率化の恩恵を受けやすい人
  • クオリティアップに向いている人
    が変わってきます。

「AIをどう使えば自分の表現が広がるか?」を考える

AIの本当の価値って、「全部やってくれる道具」じゃなくて、「しんどいところを手伝ってくれる相棒」なんです。

  • 背景が苦手ならAIにベースを出してもらって描き足す
  • ポーズを決められないならAIで候補を出してもらう
  • 時間が足りないなら、AIに色を塗らせている間に別のラフを進める

そんなふうに、自分がやりたいことに集中できる環境を作るための「使い方の工夫」がカギです。

まとめ

  • AIが何の役に立つか・立たないかは人それぞれ
  • でも「どこで使えば自分の創作が楽になる・広がるか?」を考えれば、ちゃんと力になってくれる
  • 大事なのは、自分に合った使いどころを見つけること

次回予告

次回からは、

  • 第2回:AIで時短になる人・ならない人(=効率化の話)
  • 第3回:AIで表現できることが増える(=クオリティアップの話)

この2つの軸で、もっと具体的に、あなたに合うAIの使いどころを掘り下げていきます!

第2回(次の記事)

第3回(最終回)

この記事を書いた人

令五(れいご)
AIと手描きを組み合わせたイラスト・漫画制作を探求中!
「AIはツールとして活かすべき!」をモットーに、Stable Diffusionやcopainterを活用しながら、手描きの可能性を広げる方法を発信中。
イラスト制作の効率化やクリエイターの負担軽減を目指し、AI活用のヒントをブログで紹介しています。